レベッカを観たよ

週末、クリエにて「レベッカ」観る。

涼風真世山口祐一郎石川禅

という並びをクリエで観るのが大好きでしてね。

ちょっと今回予定が合わなくて涼風真世ダブルキャスト保坂知寿verを観てしまったんだけど、面白かったです。

 

この三人とクリエといえば、貴婦人の訪問、マディソン郡の橋、という感じですかね。

マディソン郡の橋は行けてないですがね。)

 

貴婦人の訪問もクリエのサイズ感でギュッと緊張感ツメツメにした芝居で好きなんですけど、

今回のレベッカといえば

恨み妬み憧れ恐れ、という人間の感情をこれでもかってぐらい煮込んで煮崩れ起こしてグチャってる芝居でした。

故人ほど厄介なものは無いな、と思うのですよ。

故人を恨んだって尊んだって妬んだって恐れたって意味がない。

対象は故人、何をしても故人に手を出すのは不可能。

それでも人は故人を思い続け忘れることができない。

個人的にはスルメみたいな、噛んだら噛んだで色々出てきちゃう芝居で堪んないです。

そんなグチャっとしてる芝居をどういう展開にするかと思ったら主人公の告白によって一変する。

これも凄く面白かったとこ。

二幕の真ん中あたりから始まる告白で中だるみせずに終わりまで突き抜けました。

演劇っぽい〜と勝手に思ってしまった。

残りは東京公演のみ。2月頭までなので、どうにか涼風真世verも見たいところ。

保坂知寿涼風真世が演じるメイド頭がまた、考察するものとしてとても良い材料なのです。。。。。

 

今年入ってから先日のスリルミー、黒蜥蜴など、なんだかずっと重めな芝居ばかり見てます。

また、レミゼのチケット取っちゃった。

4月の笑う男もハピエンなのか、怪しいので今年は重い芝居で一年を過ごしてしまいそう。

唯一の救いは11月のビッグフィッシュかな。。。。